嗜好

一定の周期で読みたくなるジャンルが変わるのです。いくら美味しいからとそればかり食べていると、あまり美味しくなく感じてしまいます。なので時には全く興味が無かった物をつまんでみるのがいいです。意外な美味しさを感じるでしょう。
良作だけでなく高CQ最低物を。ラブコメだけでなく生臭い戦争物を。二次創作だけでなくオリジナルを。今まで歯牙にも掛けてなかったBLを、TSを、あらゆるジャンルに挑戦してみるのが中毒者としての義務であり使命なのです。

というわけで、本日は変わった系統の小説を紹介します。


http://www.h5.dion.ne.jp/~madtaro/
狂気太郎 狂気太郎氏
オリジナル 狂気 害悪 残虐 殺人鬼探偵 破滅 ずれ 絶望 ゲバッ! 
いっそのこと作者の正気を疑ってしまいたくなる程に残虐性、狂気に満ち溢れた作品が大量ある。どの作品でも問答無用で人が死ぬ。それも簡単な死でなく、生々しい悪趣味な死をである。作者の力量が高いため、そのグロテスクさをより鮮烈に浮かび上がらせている。
私の一押しは「ずれ」。日常がずれていく。誰も彼もが不安定な表層にいるかのごとく常識から滑り落ちていく。少しずつ狂っていくのは世界、加速していくずれ、気持ち悪くて読みたくないはずなのに先が気になってしまう。狂気太郎氏の狂エッセンス気が凝縮され た逸品で死ね  す。

どれも閲覧に十分注意。
見るだけで精神が毒される、狂気の淵を覗いて見ゲバッ!